寝てるだけで筋トレ!最新エステ痩身マシン、電磁パルス導入のメリットデメリット。
最新の痩身機器としていま話題の「電磁パルス」。
最近多くお問合せをいただき、ご体験いただいたサロン様への導入がとても多くなっています。電磁パルスといってもいろいろなメーカーが販売していますが、出力や体感は大きく違います。
今回は電磁パルスの理論や、導入にあたってのメリットやデメリットを解説していきます。
電磁パルス機器のはじまり
元々、医療機器のエムスカルプトのエステ版として開発、販売開始されました。エムスカルプトのHIFEM(High-Intensity Focused Electromagnetic、集中的高周波電磁波)は、近年注目されているエステティックおよび医療分野で使用されるボディシェーピング技術です。この技術は、筋肉の強化および脂肪の減少を目的としています。
電磁パルスの理論
基本原理
電磁パルスは、高強度の焦点を絞った電磁波を使用して、筋肉に強力な収縮を引き起こす技術です。この電磁波は筋肉の深部まで浸透し、従来の運動やトレーニングでは達成できないほどの強力な筋収縮(超最大収縮)を引き起こします。
筋肉収縮のメカニズム
超最大収縮
電磁パルスの電磁波が筋肉に照射されると、通常の意識的な運動では得られない強度の収縮が起こります。これにより、筋繊維が高度に刺激され、筋肉の肥大または強化が促進されます。
神経筋刺激
電磁波が運動神経を刺激し、筋肉の収縮を引き起こします。このプロセスは、脳からの信号に依存せずに行われるため、筋肉は非常に高い頻度と強度で収縮します。
脂肪細胞への影響
脂肪分解の促進
筋肉が強力に収縮する際に、多量のエネルギーが消費されます。このエネルギー消費により、周囲の脂肪細胞から脂肪酸が放出され、脂肪分解が促進されます。脂肪酸は代謝されてエネルギーとして利用され、結果として脂肪層が減少します。
効果と応用
筋肉の強化と増大
電磁パルスは筋肉の強化と増大に非常に効果的です。通常の運動やトレーニングよりも短時間で筋肉を効果的に鍛えることができます。
脂肪減少
筋肉の収縮に伴うエネルギー消費により、脂肪細胞が分解されるため、脂肪の減少効果も期待できます。
体形の引き締め
筋肉の増強と脂肪減少の両方が同時に行われるため、全体的な体形の引き締め効果が得られます。
電磁パルスのメリットデメリット
メリット
非接触で施術可能
電磁パルスはEMSと違い、衣類の上からでも照射が可能で、お着替えやジェルの塗布が不要です。
そのため、治療院など男性が女性へ施術を行う際も使いやすい機器です。
短時間で効果的
短時間の施術で効果が得られるため、忙しい人でも利用しやすいです。通常、1回の施術は20~30分程度です。
自動施術
パットを施術箇所に設置、出力設定のみで照射可能なため、施術中その場を離れることもできます。また、スタッフの技術差がでないためどなたでも使うことができます。
即時効果と持続効果
筋肉へ強い刺激をあたえることができるため施術後すぐに効果を実感できることが多く、複数回の施術を通じて持続的な効果も期待できます。
多目的な効果
筋肉の強化、増大、脂肪減少、体形の引き締めなど、多岐にわたる美容および健康効果が得られます。
デメリット
機器選定
電磁パルスは高度な技術を使用するため、EMSなどに比べ機器導入代金が比較的高くなります。また、出力が弱いものや、故障が多い機器があるので導入時詳しく確認が必要です。
個人差
他のエステ機器同様、効果の現れ方には個人差があり、全ての人が同じ結果を得られるわけではありません。体質や生活習慣により効果が異なることがあります。
一時的な副作用
電磁パルスは強い筋肉運動を行うため、施術後に一時的な筋肉痛や疲労感を感じることがあります。
特定の健康状態に制限
他のエステ機器同様、ペースメーカーを使用している人や、特定の疾患を持つ人は使用が制限される場合があります。施術前に医師や専門家と相談することが重要です。
電磁パルスのメンテナンス
電磁パルスはジェルやクリームなど使用する必要がなく、衣類の上からでも施術が可能なため、特にメンテナンスを行う必要がありません。お客様の前後にプローブなど軽く拭き取り(または除菌)のみとなります。
電磁パルスの機器によっては「水冷式」と呼ばれる、精製水の交換が必要な機器もあるので導入時に確認しましょう。
まとめ
電磁パルスは、筋肉の強化と脂肪減少を同時に達成するための効果的な技術です。適切な機器と設定、照射箇所によりお客様の求める結果を出すことがです。
電磁パルスはいろいろなメーカーから販売されていますので、ご予算やご使用用途に合う機器を選ぶことが重要です。