エステサロンの新業態「セルフエステ」とは?導入・開業のメリット・デメリット・費用・収益モデルまで徹底解説。

目次

はじめに:なぜ今「セルフエステ」が注目されているのか?

近年、美容業界では「セルフエステ」という新しいスタイルのサロンが急増しています。
従来のエステはスタッフによる施術が基本でしたが、セルフエステはお客様自身がプロ仕様の美容機器を使って自分で施術を行う形式です。

コロナ禍以降の非接触ニーズや、低価格で通える美容サービスを求める消費者心理からも、セルフエステの需要は年々高まり、フランチャイズ展開や個人サロンでの導入事例が増えています。

セルフエステの仕組みとは?

フェイシャル

利用の流れ(一般的な例)

  1. 受付・会員登録(多くは完全予約制)
  2. 個室に案内され、説明を受けて機器を使用
  3. 時間内で好きな部位をセルフケア
  4. 退出・次回予約

多くのセルフエステでは、使い放題・定額制(月額サブスク)を導入しており、低コスト&気軽さが特徴です。

セルフエステを導入・開業するメリット

⭕️ 人件費を抑えられる

スタッフが施術しないため、人件費がほぼ不要(または最小限)。1人で複数室管理することも可能。

⭕️ サブスクモデルで安定収益

月額制での固定収益を確保しやすく、契約者が増えれば売上が安定。

例:月額9,800円 × 100名 → 98万円の月商!

⭕️ 好立地でなくてもOK

価格重視のビジネスモデルであるため、駅チカでなくても成功例多数。テナントコストを抑えられる。

⭕️ 無人・省力運営が可能

スマートロックやLINE予約・キャッシュレス決済などを導入することで、ほぼ無人営業が可能

⭕️ お客様のプライバシーを尊重

人に見られず美容ケアしたい」というニーズに合致し、特に脱毛・ボディ痩身では人気。

セルフエステのデメリット・注意点

❌ お客様任せのため、効果に個人差が出やすい

機器の使い方によって「効果が感じられない」という声も出やすいため、分かりやすい説明が必須。

❌ クレーム・トラブル時の対応が必要

肌トラブルや誤操作があった際に備え、同意書や注意事項の明示・保険加入を検討するべき

❌ 美容機器の選定・メンテナンスがカギ

セルフ向きかつ効果が期待できる業務用機器を導入しないと、満足度や継続率に大きく影響します。

❌ 差別化が難しい

近年はセルフエステの競合も増加。価格競争に陥らず「+α」の付加価値をどう打ち出すかが課題。

セルフエステ導入・開業の費用と収益モデル

費用コスト

初期費用の目安(1部屋~3部屋の場合)

項目費用目安
業務用セルフ対応美容機器(2~3台)150~300万円程度
個室ブース設計・内装50~100万円
ロッカー・洗面・鏡など備品10~30万円
キャッシュレス・予約システム5~10万円
広告宣伝費(初期)10~30万円
合計250~450万円前後(規模による)

フランチャイズでの出店は上記+加盟金・ロイヤリティが必要になる場合あり。

月額収益シミュレーション例(2部屋・サブスク型)

  • 月額プラン:9,800円(セルフフェイシャル&痩身機器使い放題)
  • 会員数:80人(満室率70〜80%想定)

→ 9,800円 × 80人 = 784,000円/月商

− 家賃・光熱費・広告費(約20万〜30万円)
= 利益 約40万〜50万円/月

※1人オペレーションであれば、十分な利益率。

セルフエステ開業・導入を成功させるポイント

女性

ターゲットを明確に!

  • 学生や20〜30代女性 → コスパ重視・トレンド感
  • 主婦層 → 肌トラブル・痩身・脱毛ニーズ
  • メンズ → ヒゲ脱毛・毛穴・肌質改善需要も高まっている

セルフ専用に使いやすい機器を選ぶ

  • 操作が簡単で誤動作が少ない設計
  • 光脱毛、ラジオ波、EMS、ポレーションなどを複合導入すると満足度UP

スマホで完結できる導線を整える

  • LINE予約、キャッシュレス決済、マニュアルQRコード
  • 利用説明を動画にするのもおすすめ

通いやすい料金設計と回数制限のバランス

  • 「通い放題+回数制限(日◯回まで)」で無駄な利用を防ぎつつ満足度維持
  • オプション(美容液購入など)で客単価アップも狙える

セルフエステは「新しい収益の柱」になり得る

セルフエステは、既存のエステメニューとの併用や、全く新しい業態としても導入できる柔軟性の高いビジネスモデルです。
業務用美容機器の進化により、針なし導入・痩身・スカルプケアなどもセルフで可能になっており、将来性も十分。

まとめ

項目ポイント
需要非接触・低価格ニーズにマッチして拡大中
メリット人件費カット、固定収益、省スペース可
デメリット効果や満足度の個人差、差別化が課題
初期費用約250〜450万円(機器・設備・集客費含む)
月商例50〜80万円以上(2〜3部屋想定)
成功の鍵ターゲット設定 × セルフ機器の選定 × スマート運営

お質問などございましたらお気軽にお問合せください。

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