既存エステサロンに「セルフエステ」を併設する方法とは?空き時間・空間を活かして安定収益を生む新提案。

目次
なぜ今、既存サロンにセルフエステを“併設”するべきなのか?

近年のエステ業界では、「人手をかけずに利益を生みたい」「予約が入っていない時間帯・部屋を有効活用したい」というニーズが高まっています。
そこで注目されているのが、既存サロンの一部スペースを活かした「セルフエステ併設」という選択肢です。
✅ 少ない投資で新しい収益の柱を作れる
✅ 既存のスタッフ・設備を最大限活用できる
✅ サブスク化により、安定した売上を確保できる
このように、セルフエステの併設は“今あるサロンをもっと稼働させる”ための強力な武器となります。
併設するためのパターンと導入イメージ
✔ パターン①:空きベッド・空き部屋の時間貸し化
- 午前中や平日夕方など、空いている時間帯だけをセルフ利用枠に開放
- 専用機器を置いた「セルフ利用時間」としてスケジューリング
- 既存スタッフが簡易サポートするだけで運営可
✔ パターン②:1室を完全セルフ専用にする
- 常設ブース化し、予約制・月額制で運営(サブスク型)
- 1人用個室に、操作簡単なセルフ機器+手順POP+鏡・洗面を設置
- 無人運営も可能(スマートロック&キャッシュレス導入)
✔ パターン③:既存メニューと組み合わせた新商品開発
- 例:「セルフEMS+プロ施術による痩身セット」
- 「プロとセルフを併用する」メニューとしてクロスセルを促進
導入のメリット(既存サロン目線)

メリット | 内容 |
---|---|
✅ 空間の収益化 | 使っていない時間・部屋を「利益を生むスペース」に変えられる |
✅ 人件費がかからない | セルフなので、原則スタッフは不要(簡易説明のみ) |
✅ 新規客層の獲得 | 「安くエステを試したい」20~30代やメンズ層にアプローチ可能 |
✅ 物販・オプションにもつながる | セルフ利用者に自社コスメや美容液を提案できる |
✅ サブスク化で売上が安定 | 「月額×会員数」で毎月の固定売上が見込める |
注意点・デメリットも理解しておく
❌ 利用者の満足度管理が難しい
→ 効果実感には美容機器の選定と使用説明の質が重要。
使用前に動画やPOPで分かりやすく伝えることが必要です。
❌ トラブル時の責任明確化が必要
→ 火傷・肌荒れなどの可能性に備え、利用同意書&免責事項は必ず準備。
❌ 同一空間での導線に配慮が必要
→ 一般施術客とセルフ利用者が交差しないよう、予約システム・時間帯分け・導線設計を工夫。
必要な設備・費用感の目安(1室導入例)

項目 | 内容・目安費用 |
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セルフ対応の美容機器 | 50万〜150万円(EMS・ラジオ波・ポレーションなど) |
鏡・洗面・照明など設営 | 5〜15万円程度 |
手順マニュアル・説明POP | 自作または制作代行 |
キャッシュレス決済導入 | 無料〜3万円(Squareなど) |
LINE予約・会員管理 | 無料プラン or 月額制システム |
すでに設備が揃っていれば、初期投資は抑えられるケースも多いです。
月額収益シミュレーション(併設型1室)

- 月額プラン:9,800円(週2回利用可)
- 会員数:30名(1室で十分回せる)
💰9,800円 × 30名 = 294,000円/月の売上
- 光熱費・消耗品・予約管理等を差し引いても、利益率は50%以上も可
- 無人稼働で時間のないオーナーにも最適!
集客面での活用例
✅ 店頭での訴求:「プロ施術+セルフで最短美肌!」
✅ LINE登録キャンペーン:「セルフエステ1回無料」
✅ 月額会員限定の特典:「プロ施術10%OFF」など、クロスセル戦略にも◎
まとめ:既存サロンの“遊休資産”を収益化する好機
ポイント | 内容 |
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✔ 空き部屋・空き時間を利益に変える | スペースの稼働率を最大化できる |
✔ スタッフを増やさず売上UP | セルフ=人件費カットで利益率が高い |
✔ 差別化・新規集客にも有効 | 価格・非接触ニーズに応える新メニューとしてPR可能 |
✔ スモールスタートOK | 1室・1台から始めて徐々に拡張できる柔軟性 |
セルフエステの併設は、“人を増やさず、利益を増やす”戦略として非常に有効です。
サロンのリソースを見直し、「眠っている部屋・時間・設備」がある方は、ぜひセルフ導入を検討してみてください。