2025年エステ業界トレンド徹底解剖。メンズ市場拡大と韓国美容の最新波

目次
業界全体の“温度感”

国内エステティックサロン市場は3,139 億円(2023年度)→3,133 億円(2024年度予測)とコロナ前の水準で横ばいながら、商材ポートフォリオが大きく変化しています。
牽引役は メンズ領域と“K‑Beauty”系施術。この2大潮流を押さえることが 2025 年以降の成長ドライバーになります。
トレンド① メンズ市場が“ブルーオーシャン”に

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指標 | 2020 | 2023 | 2024* | CAGR(20‑24) |
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メンズビューティー総市場 | ― | 2,158 億円 | ― | ― |
メンズ脱毛市場 | 348 億円 | 560 億円 | 635 億円 | 16.3 % |
*推計値・最新調査ベース
注目ポイント
- 需要層の拡大
20 代の〝ヒゲ脱毛〟から 40 代の〝シミケア・ボディメイク〟へと範囲が広がり、平均客単価も上昇。 - 競合まだ薄い
女性専用サロンの 1/4 以下しかない地域も多く、「駅近+完全個室+男性スタッフ指名」が差別化要素。 - 販促チャネル
TikTok・YouTube の「ビフォーアフター動画」が新規流入を押し上げ、Google マップ★4.3 以上で予約転換率が+28%というデータも。
サロン施策
- メンズ専用メニューを“30 分・明朗価格”で設計し、オンライン即時決済を導入。
- 物販はメンズコスメ&育毛ブースター(客単価+3,000 円/施術)。
- 制服・内装トーンをネイビー系にし、女性サロンとの差別化を明確に。
トレンド② 韓国美容(K‑Beauty)の“第 3 波”

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キーワード | 概要 | サロン導入メリット |
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ララピール | 韓国発“肌再生ピーリング”。BWJ 東京 2025 で初の大型ブース、国内導入 3,000 店 突破。 | 低ダウンタイム・即効ツヤでSNS映え。客単価 15,000 円+ホームケア売上を狙える |
Lemon Bottle | 脂肪溶解&スキンブースター。世界累計 300 万本 出荷、前年比 65% 増。 | 部位別メニュー化でリピーター率高。セット販売の物販収益も◎ |
K‑Beauty 2025 トレンド成分 | PDRN(サーモン DNA)、発酵パイン抽出、エクソソームなど。 | 〝結果重視×話題性〟訴求で新規集客に強い |
サロン施策
- 韓国式施術×国産デバイスの“ハイブリッド”を提案(例:ララピール後に LDM で導入)。
- スタッフ研修は 症例写真+カウンセルトークをセットで共有し、単価アップを実現。
- 公式 LINE で“韓国美容コラム”を週1配信 → コアファン化。
クロストレンド: “サステナビリティ × テクノロジー”

- 再生紙パッケージ&詰め替え容器が K‑Beauty 企業で急増。仕入れ時の環境認証をチェック。
- AI スキン分析×パーソナル美容液(ジェンダーレス対応)がメンズ・レディース双方で人気拡大。
- 省エネ機器導入時は 大規模店舗省エネ補助金(最大 1/3 支援)を活用し、電気代 20%削減を目指す。
2025 年に勝つための3ステップ

- メンズ特化ページを立ち上げ:Google マップ別店舗表示でローカル SEO を二重取り。
- K‑Beauty 専用コースを商品化:導入キット+物販込みで ROI 試算を公開し、顧客に“投資価値”を説明。
- 補助金・助成金カレンダーを常備:機器投資を減価償却前に回収する計画を立てる。
まとめ
2025年のエステ市場は 「メンズ×韓国美容」という2本柱が成長エンジン。
コア層の変化と海外トレンドを素早く取り込み、設備・メニュー・マーケティングを3方向でアップデートしたサロンが勝者になります。エステディアニュースでは、今後も最新データと導入ノウハウをリアルタイムでお届けします。
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次回予告:「開業時に必ず押さえたい補助金・助成金完全ガイド 2025年版」