2025年エステ市場規模とメンズ需要の急伸を徹底解析

2025年度のエステ市場規模は3,046億円と横ばいながら、メンズ施術が二桁増で市場を押し上げる見通しです。男性脱毛だけで635億円、メンズ総合エステは155億円規模に到達。サロンオーナーが今取るべきメニュー設計と集客策を最新統計と成功事例で解説します。
目次
2024→2025年 市場規模推移とセグメント別動向
| 年度 | 市場規模(億円) | 前年比 | 主な要因 |
|---|---|---|---|
| 2023 | 3,043 | -1.7% | 脱毛サロン連鎖破綻で消費者離れ |
| 2024見込 | 3,043 | ±0% | レディス停滞をメンズが一部補完 |
| 2025予測 | 3,046 | +0.1% | メンズ需要拡大が全体を下支え |
*出典:矢野経済研究所「エステティックサロン市場調査 2025」
- レディス施術:1,918億円(前年比▲2.6%)
- メンズエステ:155億円(同+0.6%)
- 物販・その他:970億円(同▲0.1%)
ポイント
レディス脱毛の回復遅れをメンズ/物販が補う構図。価格競争が激しい女性脱毛に比べ、メンズ顧客は単価が高くリピート化しやすい。
メンズ需要が伸びる4つの背景

- 美容意識のジェンダーレス化:20–30代男性のスキンケア・脱毛経験率が5年で1.8倍に増加。
- オンライン映え重視:在宅勤務のウェブ会議で自分の顔を客観視する機会増加。
- ひげ・Vライン脱毛の一般化:男性脱毛市場635億円(前年比+8.8%)で4年連続拡大。
- ターゲット別マーケが未成熟:価格より“恥ずかしさ軽減”や“時短”に訴求する広告が少なく、競合余地が大きい。
成長セグメント別:メンズ脱毛・フェイシャル・痩身

メンズ脱毛
- 市場規模:635億円(消費者支出ベース)
- 成長率:+8.8%/年
- 人気部位:①ひげ 30.5% ②Vライン 29.3%(前年比+3pt)
メンズフェイシャル
- 市場規模:非公開だがフェイシャル全体1,524億円のうち男性比率9%強。
- 施術ニーズ:毛穴洗浄・ハイドラフェイシャル・EMSリフトが上位。
メンズ痩身・ボディ
- 市場規模:ボディ/痩身1001億円のうち男性比率7%前後。
- トレンド:ラジオ波×EMS×HIFEMなど“時短ハイブリッド機器”が選定軸。
メンズ客を取り込むサロン戦略5ステップ
| ステップ | 具体策 | KPI例 |
|---|---|---|
| 1. 市場リサーチ | Googleキーワード「メンズ脱毛 立川」月間検索1.2万回を確認し商圏設定 | 検索ボリューム / 競合店数 |
| 2. メニュー設計 | ①部位単価+②定額サブスクの2軸料金でLTV最大化 | 平均客単価15,000円→18,000円 |
| 3. 運用オペレーション | 個室・男性施術者配置で“恥ずかしさ障壁”を排除 | カウンセリング成約率60%→75% |
| 4. 集客導線 | Instagramリール&Googleマップ投稿に“施術音ASMR”動画を活用 | 月間新規数 +30% |
| 5. 物販クロスセル | メンズ専用ホームケア商材(化粧水、日焼け止め)をセット提案 | 店販比率 3%→10% |
注目トレンド:インバウンド×メンズ・サステナブル需要

- インバウンド特需:訪日客向け美容サロン支出は197億円→2030年445億円へ拡大予測。多言語予約と免税対応でメンズメニューを訴求。
- サステナブル施策:再生可能エネルギー導入サロンはSNS好感度+18%。男性顧客は環境配慮ブランドに高いロイヤルティを示す。
まとめと今後のアクション
- 市場規模は横ばいでも“メンズ”が成長のエンジン。脱毛・フェイシャルを軸にメンズLTVを伸ばすことが2025年の勝ち筋。
- 導入ハードルは低い:個室確保・男性スタッフの採用/外注、機器のアップセルで平均客単価+3,000円が現実的。
- 早い者勝ち:女性向けより競合が少ない今こそ、広告パフォーマンスが高い。2025年上半期中のメニュー構築を推奨。
執筆/編集:エステディア編集部
本記事は矢野経済研究所・ホットペッパービューティーアカデミーなど公開データをもとに執筆しています。数値は2025年7月時点の最新情報です。

